すると―。
(記者リポート)
今、現場の方から発砲音とみられる音が聞こえました
午後8時前後に2回の発砲音―。
警察官:
発砲音が聞こえて火薬臭も漂っているので(規制線より)下がってください。頼みます。命の方が大事です
半径300メートルの範囲の住民には避難が呼びかけられ、続々と避難所の中学校に―。
避難した人:
子どもを迎えにいったらそのまま(自宅に)帰れなくなって。何が起きているんだろうと
避難した人:
ショック、銃なんてどうして持っていたかのかと、どうしてなんだろうね
一方、現場の家からは、午後8時半過ぎに、青木容疑者の母親が―。
さらに、午前0時10分ごろには、親せきの女性が逃げ出し、無事に保護された。
保護された母親は「犯人は息子です」と捜査関係者に話したという。
発生から12時間
(記者リポート)
「ヘルメットをかぶり盾を持った警察官たちが中に入っていきます」
遠巻きに包囲する警察。
膠着(こうちゃく)状態が続く。
事態が動いたのは、あたりがすっかり明るくなった午前4時半ごろだった。
カメラには自宅1階の戸が動き、やがて人が歩いていく様子が映っていた。
警察官も動き出す―。
そして―。
(記者リポート)
午前5時前です。男を乗せたとみられる車が今、中野警察署に到着しました
発生から12時間、身柄を確保―。
自分から歩いて外に出てきたという。
現場近くに倒れていた女性は竹内靖子さん(70)。救助されたが死亡が確認された。
容疑者の身柄確保を受け、避難は解除された。
近所の住民:
とりあえず安心しています
近所の住民:
やっと開放された気持ち、本当に大変な1日だった
小学校では念のため保護者が付き添って登校した。
緊迫の夜から安どの朝に。
しかし、事件の異様さも徐々に判明し、地域の動揺はまだ収まっていないようだ。
(長野放送)