GW9連休、9のホテルに当日予約で宿泊できるか!? ホテル評論家が覆面取材で“体当たり宿泊”するこの企画。後編です。（前編よりつづく）
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箱根エリアに空室を発見！
5日目●5月3日（水）
555MOTEL GOTEMBA（静岡県御殿場市）
10000円
朝5時に厚木のホテルで目覚めた。今日は5月3日、GWも佳境で天気は快晴、降水確率0%、気温24℃という好条件が揃いも揃った超繁忙日だ。
高速道路は早朝から既に渋滞、周辺ホテルを調べてみるも空室がほとんど見当たらない。箱根に絞ってみると朝5時の時点で2つのホテルで各1室のみ空きがある。ひとつはまぁまぁのリゾートホテルで13万円オーバー、もうひとつはゲストハウス的な施設だが5万円ほど。日頃の5倍～といった料金設定だ。
とにかく一息つこうとレンブラントホテル厚木の朝食へ。厚木名物豚味噌焼きとてりやきチキンが美味しすぎる！ なにか一品恋するメニューができるとまた行きたくなるのがホテルだ。時刻は9時半。ふたたび箱根エリアをチェックすると、空室2軒だったのが6軒に増えている。「当日に空室が出る」の法則は健在。とはいえいずれも残1室。
金額が安い理由は「訳あり部屋」だった
“あと1室”表記は予約サイトのあるあるで、焦る気持ちを煽る要素もあると見ているが、いやいやこの日ばかりは本当かもしれない。空室がある6軒のうち1軒は午前5時の段階で13万円だったリゾートホテルだが、ここにきて1万円下がっていた。さらに1軒は通常1万5000円という印象の温泉付きホテルだが6万円の設定。
10時頃に再度チェックしてみると、6軒の内2軒が消えて、新たに会員制ホテル（ハイクラス）の一般ユースが3万円台後半で出て計5軒の空き。さすが短時間で動きがあるなぁ。その会員制ホテルは45㎡弱という贅沢な客室面積でプールもある。そんなホテルが安すぎないか？と訝しげによく説明を読むと「訳あり部屋」とのこと。
どんなワケかを具体的に書くとホテルが特定されてしまうので避けるが、GW直前、大阪のテレビ番組に出演した際、予約術として訳あり部屋についても解説した。訳あり部屋は4月30日の平塚のホテルでもあったが、何らかの修繕が必要であったり、工事やその他の理由で騒音を感じる部屋などだ。通常はホテルのブランディングという点からもあまりネットには出ないが、5月3日という特殊事情もあるのだろうか。
