ホテル評論家として混雑する時期のホテルへの公式取材は避けている。一方、繁忙期になるとメディアからよく聞かれるのが“予約の裏技”を教えてほしいというもの。GWなど繁忙期にホテルを予約するにはどうすればよいのか、時折メディアで紹介してきた“当日に空きが出ることがある”は本当かーー。
旅行ムードも盛り上がってきた2023年のGW9連休、久々に“体当たり宿泊”を実行した（前回は2019年のGW）｡“体当たり宿泊”とは、繁忙期にホテルに当日予約ができるかというチャレンジである。4月29日（土）～5月7日（日）までの9泊・9ホテルについて、4月29日～5月2日までを「前編」、5月3日～5月7日までを「後編」として構成した。
体当たり宿泊の「5つのルール」は前回と同様。
ルール1：予約できなかったときに備え、車中泊できるように車で移動する
ルール2：経費節減のため自宅のある東京から高速道路を利用しなくても行ける程度のエリアにする
ルール3：前日までは予定を確定させず、当日朝～昼頃に行き先を決める
ルール4：行き先はホテル需要が高く、人が多い場所（観光地か都市部）とする
ルール5：当日予約をする。またはウォークイン（予約なしで直接訪れる）
その他細かいルールを書くと、
・当日午前中に予約サイトなどでチェックし、グレード・予算・立地など希望にかなうホテルに空室を見つけたら予約
・昼までに見つからない場合は午後～夕方にかけて再度チェック
・予算は1泊約1万～2万円
・妻が同行することもあり、その場合は「2名1室の料金（ひとり当たりの料金）」をチェック
といったものだ。さぁスタート。
