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《沼津“乳児”死体遺棄》「2人で“太客”をボコボコに…」赤ちゃんを焼いた“ナニワのホス狂”24歳ママ容疑者と、共に逮捕“売れないホスト(20)”の正体「恐喝、暴行、裏引き、タブーのオンパレード」【殺人容疑で“両親”を逮捕】

《沼津“乳児”死体遺棄》「2人で“太客”をボコボコに…」赤ちゃんを焼いた“ナニワのホス狂”24歳ママ容疑者と、共に逮捕“売れないホスト(20)”の正体「恐喝、暴行、裏引き、タブーのオンパレード」【殺人容疑で“両親”を逮捕】

genre : ニュース, 社会

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 両容疑者の出会いは「ホスト」と「客」。だが、高見容疑者にとっての浅沼容疑者は、お金をたくさん使ってくれる“エース”で、何としても離したくない客の1人だったという。Aさんが続ける。

策略でライバル客を潰し、推しホストを独占

「彩斗には、かんなさんの他にもう1人“裏引き”から繋がった太い客がいました。かんなさんは“担当被り”するその子のことを疎ましく思っていて、ありもしない悪い噂を周囲に流すようになったんです。目の敵にされた彼女は気まずくなって他のホストに担当を変えたのに、かんなさんはその子を呼び出して彩斗と一緒にボコボコに殴ったんです。かんなさんはただの嫉妬、彩斗は『なんで別のホストに行ったんだ』という憂さ晴らしが理由だったらしい」

 浅沼容疑者からすれば、ライバルを潰して駆け引きは成功裏に終わったことになる。しかし一方の高見容疑者からすれば、2人しかいない太客を1人失ったことになり、おのずと浅沼容疑者の重要性が高まったことになる。

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客とホストの一線を超えてしまったのか

 2人の知人によれば、それ以来、高見容疑者は浅沼容疑者にべったりの状態になり、常に行動を共にするようになったという。時には大喧嘩も起こした。浅沼容疑者のお気に入りだった別のホストのもとには、「直輝に脅されている。助けて」と電話がかかってきたこともあった。

「かんなさんが彩斗さん(高見容疑者)と同伴してたくせに持ち合わせがなかったようで、困り果てて僕を呼んだんです。電話口では僕に対し凄んでいた彩斗さんでしたが、実際に対面すると『すいません、すいません』と謝るばかり。ホストと客のいざこざは少なくないですけど、変な2人だなあと思ったのを覚えてます」

共依存が日に日に増していった両容疑者

 互いのSNSを乗っ取り合ったり、「ゼンリー」などで位置情報を共有し合ったり、両容疑者の共依存ぶりは周囲の目には奇異に映ったという。大阪のホスト界に悪名を馳せた2人は、しかし忽然と姿を消す。

蒸発後、たびたび大阪を訪れていた2人

 高見容疑者は勤めていたホストクラブを昨年8月末で辞め、“ナニワのホス狂”として恐れられた浅沼容疑者と共に消息を絶った。そこからの2人の足取りは断続的に伝わるのみ。同年9月には沼津にいたことが分かっている。同10月と11月には、大阪デートを楽しんでいる姿が確認されている。

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