ギャンブルにのめり込み、ヒモのような状況だった
「彼氏から暴力や過度な束縛があったと聞いています。男友達がいる遊びは禁止されていたり、SNSなどで男と新しくつながることも禁止、ゲームのボイスチャットも男がいたらダメ、などと相当厳しいと聞かされていました。それでも別れずに付き合っていたのは、『相手の家庭環境が悪くてかわいそうだ』と同情していたことや、付き合いが長くなっていたことが関係あると思います」(同前)
そんな伊藤容疑者は勤めていた飲食店をすでに退職しており、逮捕時には運送関係の仕事についていると自称している。
「詳しくはわかりませんがパチンコなどのギャンブルにのめり込んでいたみたいで、ヒモのような状況だったという印象です。以前は大学まで車で迎えに来たりと“尽くしてくれる系”なのかなという印象があったのですが……」(同前)
「少し重荷から解放されたのか、顔が明るくなった」
6月24日、最後に警察に通報があった日から2日後。冨永さんは伊藤容疑者と別れることをついに決意したという。
「無理やり別れたのですが、少し重荷から解放されたのか、顔が明るくなったと友人同士で話していました。男友達がいる遊びも今まで参加できなかった分、これから楽しみにしていたところでした。やっと大学生らしい生活ができるはずだったのに本当に悲しいです。男女問わず、みんなから遊びに誘われる優しくて本当にいい子でした」(同前)
しかし、その後も伊藤容疑者から一方的にダイレクトメッセージが送られてきたり、事件前日の28日夜には冨永さんのアルバイト先の飲食店に伊藤容疑者が訪れ口論となっていたという。
身勝手な求愛を続けた末に犯行に及んだ伊藤容疑者と、憐みのなか“彼氏”の気持ちを受け止めてしまっていた冨永さん。若い男女の関係は最悪の結末を迎えてしまった。
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