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白昼のサービスエリアに干された洗濯物

「数日は駐車しているであろう50代くらいの男性が、自分の車の横にロープを使って簡易物干しをつくって、白昼堂々と洗濯物を干している姿をみたことがあります。衛生面も気になりますし、夏休みなど長期休暇の時には駐車場も混みあいますから、一般の利用者が停められないこともある。図々しく居座ろうとするのはマナー違反ですよね」

 車中泊では突然の車の故障もつきもの。キャンプや車中泊について発信しているYouTuberのkonatsu氏は、こんな体験をした。

「私は島根に住んでいるんですが、去年の冬、スノーボードをしに、新潟まで800km以上車中泊をしながら向かいました。スキー場の近くでも車中泊をしたのですが、そのとき、車外の気温はマイナス7度の極寒。スノーボードを終えて、島根に帰る道を運転していたら、急にルームミラーを伝って水がボタボタと落ちてきたんです」

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 驚いたkonatsu氏は、業者に問い合わせたが、大事には至らないとのことでひとまずタオルを敷いて応急処置。上から冷たい水が伝うまま、1日車を走らせて島根まで帰った。

「寒いところで車中泊したせいで、ボディの内部が結露していたのが原因でした。一酸化炭素中毒の危険性もありますし、周囲にも騒音で迷惑になるので、車中泊中はエンジンをかけたままにできず、車内はかなり冷え込んでいたんですね。運転中の暖房で一気に温まって解けた水が漏れだしてしまったんです」

 その後、断熱マットを貼るなどの対策をしたkonatsu氏。現在は問題なく走行できるようになり、事なきを得たという。

konatsu氏の愛車・ジムニーにも快適に車中泊をする工夫が。YouTubeチャンネル「konatsu camper」より。

 そんな車中泊ならではの苦労がある一方、konatsu氏は、「個人的にはキャンプ場でテントを張るよりも、車の施錠ができるぶん、車中泊のほうが安全だと感じます」という。

 ソロキャンプで起きたこんな出来事を振り返る。