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「旦那さんしか知らないから悩むんだよ」友達の勧めでマッチングアプリに登録した30代女性が落ちた"不倫の沼"

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genre : ライフ, 社会

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人はどんなきっかけで不倫を始めるのか。夫婦問題研究家の岡野あつこさんは「20~30代からは、マッチングアプリを使った不倫の相談をよく受ける。パートナーがいながらも、新しい出会いを求めているのだ」という――。

写真=iStock.com/miya227 ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/miya227

20~30代に多い「マッチングアプリ不倫」

「妻とは穏便に別れたいが、どうしたらいいか?」「夫とはどうしても別れたくないが、どうしたらいいか?」離婚と修復という一見、真逆に見える相談だが、原因はどちらも「不倫」であることは少なくない。

大切な人を傷つける行為だと頭では理解しているつもりでも、いざ関係がはじまってしまうとなかなかやめられないのが不倫の沼。実際、不倫が原因で相談に訪れる夫婦やカップルが減る兆しは一向にない。

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相模ゴム工業の調査を見ると、結婚相手や交際相手など、いわゆるパートナーとは別にセックスをする相手がいる人の割合は年代別に異なる。男性の20代は29.6%、30代は30.9%、40代は30.1%、50代は24.5%、60代は19.8%。女性の20代は16.5%、30代は17.9%、40代は17.1%、50代は14.2%、60代は10.4%という。(相模ゴム工業「ニッポンのセックス2018年版」)。相手が特定の人なのか不特定多数なのかはさておき、パートナー以外とセックスすることを不倫とするならば、これだけの人が不倫をしていることになる。

とくに、「男性は約3人に1人、女性は約5人に1人が不倫をしている」という20~30代。この世代に注目してみると、私が日々経験している相談事例で目立っているのは、不倫がはじまるきっかけがマッチングアプリだという点だ。パートナーがいながらも、マッチングアプリに新しい出会いを求める男女が増えている印象を受ける。

たとえば、こんなケースがある。

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