水泳の瀬戸大也さん(29)が、7月に福岡で行われていた世界水泳の400m個人メドレーで銅メダルを獲得した。この大会で日本の競泳はメダル2つに終わっただけに、「水泳大国」の意地を示す重要なメダルだった。
2年前の東京オリンピックで瀬戸さんはまさかの予選敗退を喫しているので、同じ日本でリベンジを果たした格好で、やるなぁと唸らされた。
そして同時に「あの不倫騒動を乗り越えたんだな」とも感じた。
瀬戸選手のキャリアを一変させた不倫騒動が起きたのは2020年の秋だったから、不倫騒動からもうすぐ3年がたつことになる。
日本のエースだった瀬戸選手にCAとの不倫が報じられ、本人も事実を認めて謝罪。所属していたANAとの契約は解消になり、広告契約も次々に失った。日本水泳連盟からは2020年内の活動停止処分も受けている。
妻が現役に復帰し、別居生活を開始
瀬戸さんが謝罪に追われる中、クローズアップされたのが妻の馬淵優佳さん(28)だった。馬淵さんは水泳の飛込み種目の元日本代表選手で、瀬戸さんと結婚した2017年に現役を引退していた。
不倫報道が出た直後には「許すことはない」ともコメントしたが、一方で夫を支える姿勢を貫いてきた。SNSで瀬戸さんに批判が殺到した時に、最大の被害者であるはずの馬淵さんが前に出て批判に抗議することで沈静化を図ったこともある。
それでも、馬淵さんが2021年12月に飛び込み競技への復帰を表明した時には「離婚の準備だろう」と見る人が水泳関係者の中でも多数派だった。
馬淵さんがトレーニングのために生活拠点を移して別居生活を始めたという報道もあり、離婚は時間の問題だと見られていた。
しかし、結局2人は別れなかった。現役復帰は馬淵さんの独断ではなく瀬戸さんとの相談のうえの決断で、瀬戸さんは「応援するよ」と背中を押した。馬淵さんは現在も栃木を拠点に生活しているが、練習の合間を縫って都内の自宅に戻る生活を送っているという。