瀬戸さんと馬淵さんの間には、2人の女の子が生まれている。瀬戸さんの不倫、そして馬淵さんは不在がちという不安定な状況に陥ったが、それを支えているのが瀬戸さん、馬淵さんの両親だという。
瀬戸さんの両親はともかく、馬淵さんの両親は不倫騒動に激怒してもおかしくない。孫娘はかわいいとしても、瀬戸さんが生活する都内の家で手伝うのも複雑な心境だろう。それでも娘のために、孫娘たちのために協力するという決断をしたことになる。
今年4月の翼ジャパン・カップという大会で馬淵さんが3位になった時も、2人の娘たちは会場に駆けつけて応援していた。馬淵さんも「家族の力はすごいなと思いました」とコメントしている。
家族の再構築が進んでいることが明らかに
そしてその「家族の力」には瀬戸さんにかけられた激励の言葉も含まれていたことを明かしている。
2位以上が出場権を獲得する世界選手権には出られず瀬戸さんとの共演は叶わなかったが、家族の再構築が順調に進んでいることは明らかになった。
そして瀬戸さんも、世界水泳で貴重なメダルを日本にもたらしたことで不倫騒動後の“絶不調期”を脱したことをアピールした。一時は「終わった」選手と言われた彼が、水泳大国ニッポンの意地を見せたのは皮肉な話だ。
夫の不倫騒動、妻の現役復帰、そして2人の子育てと瀬戸さんと馬淵さんの家庭は大変な時期が続いていたし、今もそれは終わっていない。
それでも2人が子供たちと両親の力を借りて、なんとか新しい家族の形を作りつつあることはもう少し知られてもいいと思う。
瀬戸さんが銅メダルを獲得した4日後に、福原愛さんの元夫である江宏傑さんが開いた記者会見を見たことも、その思いを新たにした。
再構築するにせよ離婚するにせよ、子供たちが苦しい環境に置かれる状況は早く解決されてほしいものだ。