瀬戸大也の立場はこの1カ月で180度変わってしまった。
女性問題が報じられた9月24日までは、「東京オリンピックの金メダルに一番近い男」。それ以降は「最低の不倫男」。所属先だったANAとの契約は解除され、味の素など多くの広告契約も打ち切りになった。
10月13日に日本水泳連盟から年内の活動停止という処分が下り、大会や合宿に参加することもできなくなった。
しかし、ことはそれで終わらなかった。妻である優佳さんが、「現代ビジネス」のインタビューに答えたのだ。夫の不倫が発覚した直後にもかかわらず、自ら公の場に登場して経緯や心境を語った。
「彼から『話がある』と打ち明けられて……」
例えば、瀬戸の不倫を知った経緯のくだり。
報道が出る2日前、瀬戸の実家に滞在しているときに「彼から『話がある』と打ち明けられました」。話を聞いて何を思ったか、どんなふうに返したか、「振り返ってみても一切思い出せないのです」。
そんな話から始まる告白が伝えていたのは、ひとまず離婚という選択はないこと、夫とともに問題に向き合うという決意だ。
「今回の報道が出た時、もちろん別れることも頭を過りました。でもあまりのタイミングに、途中から『神様が私たちを試してるんじゃないかな?』と思い始めたんですよね。これは『瀬戸大也は一度どん底に落ちないと変われない』というメッセージなのだろうと。
人間である以上、誰だって失敗はします。大事なのは、その失敗から何を学ぶか。結婚式で『病める時も健やかなる時も』と誓った以上、私自身この騒動を経た彼がどう変わるか見届けてからじゃないと離れられない。(中略)まずはしっかり夫婦で向き合って、それから判断しても遅くはない。そもそも私は、そんなゆるい覚悟で結婚したわけじゃありません」(現代ビジネス「瀬戸大也選手の妻・優佳さん『このままでは家庭が壊れてしまうかもと思っていました』」より)