ラブホテルなどを転々としながら特殊詐欺行為を繰り返していた
「内田容疑者は2017年1月、共犯者らとともに高齢者に『かばんを紛失した。契約を締結するために現金が必要だ』などと、孫を装い現金をだまし取ろうとした詐欺未遂容疑で逮捕されています。
千葉県内のラブホテルなどを転々としながら特殊詐欺行為を繰り返していましたが、群馬県警の捜査員が突入し現行犯逮捕。大量の携帯電話や詐欺マニュアルなどが押収されました。
この件で懲役2年10カ月の判決が言い渡されていたんですが、出所から間もない2020年4月に今度は栃木県警に逮捕されています。この時期には、コロナ禍のための経済対策で国民に一律10万円が給付された。これに乗じて、市職員を装って『10万円を振り込む』『通帳とキャッシュカードを準備しておいて』などと電話し、給付金をだまし取ろうとした事件を起こしたのです」
「最近は彼なりに真面目に生きようと…」
詐欺での複数回の逮捕歴があるうえに、ついに殺人まで犯した内田容疑者。その人となりについて知人男性が明かす。
「過去にはどうしようもないことばかりを繰り返していましたが、最近は彼なりに真面目に生きようと頑張っていたようでした。それだけにこんな事件を起こしてしまい、驚いています。
詳細は聞いていませんが、被害者となった大川社長とは金銭面をめぐるトラブルになっていたようです。雇用する側であるはずの被害者が内田容疑者に強く金銭を要求していたという話もあります。もちろんどんなことがあっても殺人は絶対に許されるべきことではありませんが……」
果たして内田容疑者と被害者の間に何があったのか、捜査の進展が待たれる。
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