幼少期に父親が自死し、母親とも確執を抱え、ゲイ風俗で働きながら大学に進学。しかし、就職先でゲイであることを理由に退職を余儀なくされ、鬱病を患って自殺未遂をしたことのあるもちぎさん。

 これまでの生涯で、さまざまな“生きづらさ”と向き合ってきた彼が著したコミックエッセイ『つらいと誰かにいうことが一番つらいから』(扶桑社)が各所で話題を呼んでいる。ここでは同書の一部を抜粋し、両親の離婚に悩んだ経験を持つ女性の「つらさの吐き出し方」と「かすかな光の見つけ方」をご紹介。

「つらいと誰かに伝えること自体につらさがある」

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 誰しもが味わったことのあるだろう、そんな悩みに彼女はどう向き合うのか――。

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