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塾側は「スタッフ一同信じられない状況でした」

 取材班は22日、事件の現場となった「ビーパル個別指導学院」の運営会社に質問状を送付。

 すると、その日のうちに回答があり、塾側の担当者が吉岡容疑者の逮捕や、保護者が証言する塾側の“事情聴取”の一部始終を認めた。

 一方、生徒間では吉岡容疑者の悪行についての噂が今年2月頃から広まっていた。塾側が吉岡容疑者の行為を認知していたかどうかについては、

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「授業・指導中の机の向きや講師の体の向き等の関係から『のぞき行為・盗撮疑惑』に関する行為を確認することが困難な状況にあり、在籍講師からの報告は受けておりません。また日頃から服務事故防止研修(生徒に対する「わいせつ行為」に関する防止研修)を講じてきたこともあり、スタッフ一同信じられない状況でした」

 と説明した。

机の下から女子生徒の下半身にカメラを向ける吉岡容疑者

 塾側に相談が寄せられなかった理由については、「逆恨みが怖くて言えなかった」「指導してもらっている担当講師(吉岡)だから我が子に害が及ぶのが怖かった」「本部に直接報告するか迷っていた」といった保護者からの声が聞かれたといい、「吉岡が『教える』『教わる』といった立場の差を利用し『グルーミング』に近い状況が作られていたことや、狡猾にバレないようにしてきたこともあり、今となっては本当に許し難い断腸の思い」とした。

 今後は再発防止に努め、全教室への監視カメラの設置を行うという。全国的に次々と発覚する学びの場での生徒への裏切り。事件はまだ氷山の一角なのかもしれない。

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