『呪術廻戦』の七海建人、『ゴールデンカムイ』の尾形百之助など、名だたるアニメでキーパーソンを演じてきた「ツダケン」こと津田健次郎。声優・俳優として活躍の場を広げている彼が、2023年10月13日、撮り下ろし写真集『ささやき』(講談社)を上梓した。
写真集の発売は実に9年ぶり。キャリアを重ねてきた今だからこその“成熟した色香”が漂う一冊だ。『週刊文春』2023年10月12日発売号では、その貴重なアザーカットとインタビューを特別に掲載。今回は、誌面では語り尽くせなかった撮影秘話と“ツダケンの色気哲学”を余すところなくお届けする。(全2回の2回目/前編を読む)
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「50代とは思えないカッコよさ」「色気が爆発」
担当編集者は「今回の撮影チームは、それこそ普段ファッション誌を制作しているスタッフなんです」と語る。「男性中心だったのですが、どの衣装、どのカットでも『カッコいい……』と低音ボイスのどよめきが起こっていました(笑)。まさに“男が惚れる男”。スタイリストさんに至っては『なんでこんなに絵になるんだ』と頭を抱えていましたから」。
“絵になりすぎる男”、津田本人のお気に入り衣装は?
「タキシードは何だかとってもいいですよね。ビシッと背筋が伸びるようで、本当に格好いい。ネクタイのサイズにも非常にこだわっていただいたので、素晴らしいバランスをぜひその目で確かめていただければ」
発売先行カットでは、タキシードを脱ぎ、ネクタイをほどいたベッドサイドでの姿を披露。シーツに寝転びこちらを見つめる一枚や、ニットに身を包んで車の運転席からやさしげな眼差しを注ぐカットも公開されると、SNSは「50代とは思えないカッコよさ」「色気が爆発」と熱狂。瞬く間に3万越えのいいねを集めた。
「なかには、旦那さんをいかに攻略して写真集を手に入れるかといった声や『夫婦で協議して購入を決めました』というコメントもありました(笑)。男性で『まさか男の写真集を予約する日が来るとは』と投稿していた方も見かけましたし、幅広い年齢や性別の方が興味を持ってくださって……ものすごく嬉しいです」