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マツコと有吉から「味付けしてない里芋」と酷評され…「劣化した輸入品」が本来の味だと思われてしまったドラゴンフルーツ

source : 提携メディア

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「見ごたえがあります。夜10時ごろの満開になる時間を狙って、畑にわざわざ見に来る人もいるくらい」

それだけに、観光客を相手に花の鑑賞といった体験プログラムを作ることができるかもしれない。

栽培という一次産業、加工という二次産業、観光という三次産業を含めた六次産業化。これをドラゴンフルーツを起点に作りたいと構想を描く。

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「ドラゴンフルーツは、これから沖縄の農業を支え、六次産業化を実現する元だと思っている。でも、誰も、盛り立てることをやらんわけね。いずれ、こちらが力を付けたら状況は変わる」

そう信じて、上間さんは日々ドラゴンフルーツと向き合っている。

山口 亮子(やまぐち・りょうこ)
ジャーナリスト
京都大学文学部卒、中国・北京大学修士課程(歴史学)修了。雑誌や広告などの企画編集やコンサルティングを手掛ける株式会社ウロ代表取締役。著書に『人口減少時代の農業と食』(ちくま新書)、『誰が農業を殺すのか』(新潮新書)などがある。
マツコと有吉から「味付けしてない里芋」と酷評され…「劣化した輸入品」が本来の味だと思われてしまったドラゴンフルーツ

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