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「強烈なパワハラを上級生から受けていた」‟タカラジェンヌ転落事件”遺族の訴えを全文公開「(宝塚は)捏造隠蔽を繰り返した」「娘の笑顔が大好きでした」《遺族代理人が会見》

「強烈なパワハラを上級生から受けていた」‟タカラジェンヌ転落事件”遺族の訴えを全文公開「(宝塚は)捏造隠蔽を繰り返した」「娘の笑顔が大好きでした」《遺族代理人が会見》

source : 週刊文春Webオリジナル

genre : ニュース, 社会, 芸能

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会見で配布された「遺族の訴え」全文

2023年11月10日

遺族の訴え

遺族

娘の笑顔が大好きでした。
 

その笑顔に私たちは癒され、励まされ、幸せをもらってきました。
 

けれど、その笑顔は日に日に無くなっていき、あの日、変わり果てた姿となり二度と見ることが出来なくなってしまいました。くりくり動く大きな瞳も、柔らかい頬も、いとおしい声も、何もかも私たちから奪われてしまいました。
 

「どんな辛いことがあっても舞台に立っている時は忘れられる」と娘は言っていました。けれど、それを上回る辛さは、忘れられる量をはるかに超えていました。宝塚歌劇団に入ったこと、何より、宙組に配属された事がこの結果を招いたのです。
 

本当なら、今年の夏に退団する予定でしたが、突然の同期2名の退団の意向を知り、新人公演の長としての責任感から、来春に延期せざるを得なくなりました。それは、娘自身の為ではなく、自分が辞めたら1人になってしまう同期の為、そして下級生の為でした。
 

あの時「自分のことだけを考えなさい」と強く言って辞めさせるべきでした。

なぜそう言ってやらなかったのか、どれだけ後悔してもしきれません。

会見で配られた「遺族の訴え」

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