2018年に売り上げが急増した商品
藤岡裕グッズ以外で今年、ここまでヒットし存在感を出しているものがある。ガチャガチャだ。小型自動販売機に300円を入れてレバーを回すと選手の缶バッジがランダムに出るもの。気軽に買えることと、色々な選手のものを取りそろえることで集めてコレクションをしたくなる消費者心理がそこにある。売り上げは昨年の3倍。球場内外のストアに10台あったガチャガチャは20台に増やした。これからも様々なマーケティングを駆使し、ビジネスを展開していく。
「自分のタオルが売り切れたと聞いてビックリしました。それだけファンの方が自分に期待をしてくれているということなのかなあと思います。気持ちに応えないといけない。グッズ担当の方も自分が見ても欲しいと思うようなカッコいいデザインのタオルとTシャツを作ってもらいました。もっともっといろいろなものを作ってもらえるようにしたいです」
開幕3連戦を勝ち越して終えた夜、藤岡裕大内野手はロッカーでそのように語り、自身のグッズが売り切れたことを喜び、感謝した。今やロッテだけではなくプロ野球を語るうえで欠かすことが出来ない選手グッズの数々。これからもヒーローの数だけグッズは登場するだろう。どのような選手のどのようなグッズが生まれるか。そしてファンの心を掴むのか。激戦の続くペナントレース。ルーキーたちの活躍を楽しみながら、新たなグッズに思いを巡らせるのもまた面白い。
梶原紀章(千葉ロッテマリーンズ広報)
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