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「新しい会社は、やはりここから始めるべきだと思った」

 1999年からの性加害キャンペーン報道など、ジャニーズ事務所のあり方について、厳しい報道を続けてきた「週刊文春」の取材を真っ先に受けた理由は何か。

「性加害問題は週刊文春さんから始まったので、新しい会社は、やはりここから始めるべきだと思った。新しい会社をどのように進めるのかを語るには、PR的な内容ではなく、内部事情を最も理解している文春さんに僕の肉声でそのままお伝えし、深掘りしてもらうことが、会社の船出にいいのでは、と考えたんです。
 
 どんなシチュエーションであれ、新しい会社は社会から祝福されて生まれるべきだと思うんですよ。その意味でも一番厳しい目で見てくださったメディアに最初に話すべきだなと思いました」

福田氏 ©文藝春秋

 ジャニー喜多川氏による性加害については次のように語る。

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「10月2日のジャニーズ事務所の記者会見まで、一般の方と同じようにワイドショーを見て、『うわー、これは大変な事態だな』と見ていました。ジャニー氏のやったことは世界的な大犯罪だし、決して許されるものではない。その認識は今でも変わりません」

 現在配信中の「週刊文春電子版」では、福田氏の150分に及ぶインタビュー完全版を掲載している。社長就任を打診したタレントの名前、藤島ジュリー景子前社長と面談した際の様子、160人のタレントと面談した感想、木村拓哉からの言葉に涙したエピソード、今後の新会社の展望、SMAPやKing & Prince再結成の可能性などについて、率直に語っている。

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