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『安倍派現役幹部が激白「森喜朗さんから全て始まったんです」』(週刊文春12月21日号)

『「清和会5人衆」崩壊! “諸悪の根源”は「森喜朗元総理」』(週刊新潮12月21日号)

 安倍派(清和会)の創設オーナーとも言える森喜朗だが、森が派閥のトップだった頃から裏金作りはあったという証言。

「全ての元凶は森さん」

「全ての元凶は森さん。特捜部は森さんをちゃんと調べてほしい」(安倍派の元最高幹部、週刊文春)

「そもそも、この裏金作りだって森元総理の時代から連綿と続いてきたもの。本来は5人衆同様、捜査対象になって然るべき人物なのです」(清和会関係者、週刊新潮)

 新聞でも報じられている。

《森喜朗元首相が会長だった2004年の政治資金パーティーでは、ノルマを超えてパーティー券を販売した議員に収入の一部が還元され、資金の流れが収支報告書に記載されなかったと共同通信が05年に報じた。》(東京新聞12月13日)

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 森派の事務局は「議員側が受け取った金は、党から派閥を経由した『政策活動費』。収支報告書に記載する必要はない」と疑惑を否定していた。

政治資金の「抜け穴」

 このことから、

《政策活動費とは(中略)政治資金の「抜け穴」。収支報告書の記載義務がなく、使途は分からない。》

 政治資金そのものの問題点を記事は指摘する。

 さらに毎日新聞の専門編集委員・伊藤智永氏は『森喜朗氏が語るとき』と書いた(12月16日)。

《安倍氏亡き後、すでに議員でもない森氏は、妙に生き生きと派閥運営に口をはさんできた。14日一斉に辞任・辞表提出した安倍派5人衆(松野博一、西村康稔、萩生田光一、高木毅、世耕弘成各氏)は全員、頻繁な「森氏詣で」を欠かさず、森氏も岸田人事への影響力を吹聴してきた。》