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 そして忘れてはいけないのが、2016年に社会現象を巻き起こした『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)での、新垣結衣さん演じる主人公の伯母“ゆりちゃん”役。

 恋愛そっちのけで仕事に邁進してきたキャリアウーマンで、主人公のことを過保護ぎみに見守る振る舞いがコミカルでかわいらしいと評判になり、もともと高かった石田ゆり子人気を、さらにワンランク押し上げた感がありました。

本人のInstagramより

“石田ひかりの姉”を超えて…

 妹は石田ひかりさんで、美人姉妹として知られています。今でこそひかりさんが“石田ゆり子の妹”と見られることが多いかもしれませんが、ブレイクは妹のほうが先だったため、世間的にかつては“石田ひかりの姉”として知られる時期もありました。

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 妹のひかりさんは、1991年の映画『ふたり』や1992年の連続テレビ小説『ひらり』(NHK)などで主演し、1993年の月9ドラマ『あすなろ白書』(フジテレビ系)でヒロインを演じ、一気にスターダムに。

 一方、姉のゆり子さんも、1994年から始まったドラマ『美味しんぼ』シリーズ(フジテレビ系)、『静かなるドン』シリーズ(日本テレビ系)でヒロインを務めるなど、数々の作品に主要キャストとして出演していましたが、大ブレイク中の妹には一歩及ばない印象でした。

 そんな姉妹ですが、ひかりさんが結婚後に仕事をセーブしていたこと、ゆり子さんが『逃げるは恥だが役に立つ』などで脚光を浴びたこともあり、今では姉妹ともにいいバランスで活躍を続けています。

 さらに石田さんのInstagramのフォロワー数は320万人以上、インフルエンサーとしても支持を集め、その投稿内容もしばしば話題に。2018年に発売したフォト&エッセイ集『Lily ――日々のカケラ――』は20万部突破、2021年に発売した動物たちとの日々を綴ったエッセイ『ハニオ日記』はI~IIIの3巻合計で24万部を突破しています。

 石田さんの場合、清潔感あふれる美しさと凛とした佇まいに惹かれる男性ファンはもちろんのこと、それ以上に「正直であることだけを決め事にしている」という彼女のライフスタイルに、憧れる女性ファンが年代問わず多いのではないでしょうか。

 今年は日曜劇場に始まり、春からは朝ドラと、国民的ドラマ枠への出演が続き乗りに乗っている石田さん。エイジレスな役者として注目を集め続けるのではないでしょうか。