1ページ目から読む
2/4ページ目

最終回の放映後に起きた“異変”

「エンドロールで『脚本・相沢友子(第1話~第8話)、芦原妃名子(第9話、最終話)』と記されていたのです。さらに放送当日、脚本家の相沢氏が自身のインスタグラムに〈過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という形で携わることとなりました〉と投稿。一部で『何があったんだ?』と囁かれていました」(ドラマライター)

波紋を読んだ「脚本」のクレジット(公式HPより)

 そして今年1月26日、芦原さんは自身のXで脚本をめぐるトラブルを打ち明けた。

〈色々悩んだのですが、今回のドラマ化で、私が9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った経緯や事情を、小学館とご相談した上で、お伝えする事になりました〉

ADVERTISEMENT

 こう書き出した芦原さんは、3本にわたる長文のポストで、経緯を説明した。

〈改めて時系列にそって事実関係を再確認し、文章の内容も小学館と確認して書いています〉

〈私達は、ドラマの放送が終了するまで、脚本家さんと一度もお会いすることはありませんでしたし、監督さんや演出の方などドラマの制作スタッフの皆様とも、ドラマの内容について直接、お話させていただく機会はありませんでした。ですから、この文章の内容は私達の側で起こった事実ということになります〉

原作の「セクシー田中さん」1巻(DMMブックスより)

 芦原さんの一連の投稿によれば、原作漫画は未完で結末も決まっていないことから、ドラマ化にあたっては「必ず漫画に忠実に」、作品の今後に影響を及ぼさないよう「原作者があらすじからセリフまで」を用意すること、「原作者が用意したものは原則変更しないでいただきたい」こと、「ドラマオリジナル部分については、原作者が用意したものを、そのまま脚本化していただける方を想定していただく必要」があること、「場合によっては、原作者が脚本を執筆する可能性もある」ことなどを条件として版元の小学館を通じて日本テレビに求めていたという。

 だが、この条件は守られなかったとして、芦原さんはこう綴っていた。