「普通じゃない状況のことを出版社の小学館さんに言われ…」
「昨今の状況で、漫画原作の小学館さんと日本テレビでお話をしてまいりましたが、結論として、『このタイミングでのドラマ化映像化というところは今回見送りたい』という判断をいたしました。
我々からしても、普通じゃない状況のことを出版社の小学館さんに言われて。ここまで準備してきて。本も作り、日々、ロケハン、美打ち(美術打ち合わせ)も進めてクランクインに向けて邁進してきた皆さんに、本当に……日本テレビがどうということではなく、まず、この場を借りてお詫びをさせていただきたいなと思ってお集まりいただきました。本当にこのたびはすみません、申し訳ございませんでした」
そして、こう漏らしたのだった。
「(ドラマの)延期っていうところを受けて、僕らも茫然自失というか。こんなことはありえないので」
女性プロデューサーは「悔しい気持ちでいっぱいで…」
次に話をしたのは、女性プロデューサー。悔しさを滲ませてこう語った。
「本当に申し訳無い気持ちと、悔しい気持ちでいっぱいで。皆さんは今『なんだよ』っていう、ぶつけようのない苛つきと悔しさっていうのがあると思うんですけども……」
制作中止の裏で一体何があったのか。「週刊文春電子版」では、約30分に及んだ「たーたん」制作中止“説明会”の様子を再現した記事を配信中だ。中止に至った経緯、小学館と日テレの話し合い、急遽制作する次のドラマについて、そして「たーたん」の映像化はこの先どうなるのかなど、プロデューサーとスタッフが話し合っていた内容を詳しく報じる。
《説明会音声を独自入手》日テレドラマ「たーたん」制作中止の“舞台裏” 男性プロデューサーは「茫然自失。こんなことはありえない」、女性プロデューサーは「苛つきと悔しさがある」「前代未聞」
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