安倍晴明が陰陽師になる前の知られざる学生時代を描く映画『陰陽師0』。晴明と盟友・源博雅について晴明役の山崎賢人(※崎=たつさき)、博雅役の染谷将太のコメントや出会いのシーンが公開になった。
「晴明が嫌な感じに見えないように」
台本読み・リハーサル・乗馬練習など長い時間行動を共にし、関係性を深めていった2人。
「基本ゆるい2人なので、ゆるっと2人で。リラックスしてやってましたね」(染谷)
「最高のバディでしたね」(山崎)
と撮影時から相性のよさを感じていたという。
“最高のバディ”となるために山崎が意識したのは「晴明が嫌な感じに見えないように。魅力的に見えるように」すること。
「馬鹿な人間ほど、“呪”にかかりやすい」とお手玉を博雅にぶつけるシーンのメイキングでは、晴明の性格の悪さは感じさせつつも、変わり者である故の“カリスマ的魅力”が観客に伝わるよう、佐藤嗣麻子監督と模索する姿も見ることができる。
ひとりの人間である晴明に感動
一方、染谷演じる源博雅は、雅楽家としても名を残した実在の貴族。気弱なところも見せる憎めない存在だ。醍醐天皇の孫という高貴な身分の博雅に対しても、晴明は臆することなく接する。