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撮影時から「ゆるっと2人で」…山崎賢人“晴明”と染谷将太“博雅”は「最高のバティでした」

映画『陰陽師0』

source : 週刊文春CINEMA オンライン オリジナル

genre : エンタメ, 映画, 読書

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 安倍晴明が陰陽師になる前の知られざる学生時代を描く映画『陰陽師0』。晴明と盟友・源博雅について晴明役の山崎賢人(※崎=たつさき)、博雅役の染谷将太のコメントや出会いのシーンが公開になった。

©2024映画「陰陽師0」製作委員会

「晴明が嫌な感じに見えないように」

 台本読み・リハーサル・乗馬練習など長い時間行動を共にし、関係性を深めていった2人。

「基本ゆるい2人なので、ゆるっと2人で。リラックスしてやってましたね」(染谷)

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「最高のバディでしたね」(山崎)

 と撮影時から相性のよさを感じていたという。

 “最高のバディ”となるために山崎が意識したのは「晴明が嫌な感じに見えないように。魅力的に見えるように」すること。

「馬鹿な人間ほど、“呪”にかかりやすい」とお手玉を博雅にぶつけるシーンのメイキングでは、晴明の性格の悪さは感じさせつつも、変わり者である故の“カリスマ的魅力”が観客に伝わるよう、佐藤嗣麻子監督と模索する姿も見ることができる。

©2024映画「陰陽師0」製作委員会
©2024映画「陰陽師0」製作委員会

ひとりの人間である晴明に感動

 一方、染谷演じる源博雅は、雅楽家としても名を残した実在の貴族。気弱なところも見せる憎めない存在だ。醍醐天皇の孫という高貴な身分の博雅に対しても、晴明は臆することなく接する。