16日昼、お台場で開かれたイベントに、親子連れが集結した。ステージに飛び出したのは、海パン姿のお笑い芸人・小島よしお(43)。「よしおについてこれるかな〜」「そんなの関係ねえ!」とお馴染みのパフォーマンスを披露すると子供たちも「関係ねえ」と絶叫。トークショーとは思えぬ盛り上がりをみせた。
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海パン1枚で全国の催事場に駆け付ける姿がネットで話題に
2007年に海パン1丁に1発ギャグを引っ提げ、大人気となったものの、数年でゴールデンから姿を消し、一時は死亡説まで流れた小島。だが近年、小島はテレビ以外の分野で“再ブレイク”を果たしたという。
「仕事の中心は子供向けイベントへの出演で、年間100本超。昨秋には、小学生のお悩み相談に小島が答える著作『小島よしおのボクといっしょに考えよう』(朝日新聞出版)も発売し、5刷重版の人気ぶりです。所属事務所『サンミュージック』では、今やトップのカズレーザーに次ぐ稼ぎ頭に再躍進した」(芸能記者)
雨の日も雪の日も、海パン1枚で全国の催事場に駆け付ける姿は、昨年からネットでも度々話題になった。
「長年のパン一で免疫が強靱になり、彼は風邪を全くひかない。キャンセルの心配がないのも強み」(同前)
よく見ると海パンにも変化が
今や子供たちのヒーローとなった小島が、先輩芸人の助言を受けてキッズ路線へと転向したのは約13年前。当初は全く子供が集まらず、知人の幼稚園で自らチラシを配り歩いたという。コロナ禍の20年、休校中の小学生向けにYouTube番組「おっぱっぴー小学校」を開設。早稲田大教育学部卒の小島が教える算数の授業が分かりやすいと評判を呼び、「子供に見せたくない」から「子供と観たい」芸人へと変貌を遂げた。
「よく見ると海パン姿も変化しています」と語るのは、小島の芸人仲間だ。
なるほど、ブレイク当初は市販の競泳水着を穿いていた小島だが、子供向けショーが増えた19年には、東京五輪・パラリンピックのロゴカラーの縦縞「オリパン」「パラパン」を特注。腰回りも公共性を帯び始める。現在愛用するのは、22年に制作した「SDGsパン」。SDGsの17目標カラーを取り入れ、少ない衣装で最大限に工夫する。
「子供がくれた似顔絵にすね毛が描き込まれていたことが気になり、全身を脱毛。今ではつるつるの右足に幼児が抱き着いてくるそうです」(同前)