祝宴は三次会まで続いた
披露宴会場によると、30名規模のプランは最安で約80万円から。
「都内の最高級ホテルで派手に式を挙げる選手もいる中、3億円プレイヤーの則本にしてはつましいコッソリ披露宴だなって。やはり妻子を捨てて不倫の末の結婚という負い目はあるのかも」(前出・球団関係者)
約3時間の披露宴が終わり、参列者全員を見送ると、ドレスから普段着に着替えた則本夫妻もタクシーで会場を後にした。
2人は宿泊するホテルに荷物を運びこむと、すぐさまホテルから出て再びタクシーに乗り込んだ。向かったのは福井市内の繁華街。スマホを眺めながら飲食店が並ぶビルに入り、すでに友人たちが始めていた二次会に合流した。
30分ほどで店を後にしたが祝宴は続く。則本とA子さんを含めた10人ほどの仲間は、徒歩で地下にあるバーに向かい、三次会が始まった。ネオンの照明が揺れる店内には普段、地元の若者が集まる。
「あの店は日曜日は定休日なんですが、則本さんとA子のお祝いなので無理を言って開けてもらいました。店にはカラオケもありますが、則本さんは歌わず、みんなでワイワイ飲んでいましたね。店の人にサインを頼まれても気さくに応じていました」(別のA子の友人)
途中で帰宅する者がいれば寒空の下、上着も着ずに見送りに出てくる新郎。
「今日はありがとうございました!」
お開きになったのは22時を過ぎた頃。名残を惜しむように店の外でも談笑は続いた。酔いが回り足元がフラつく則本にぴたりと寄り添うA子さんは、すでに女房役の顔だった。
則本の再婚を家族はどう思うのか。披露宴から2日後、滋賀の実家を訪ねると、かつて楽天の育成選手で21年に退団した弟の佳樹さんと母親が対応した。
――昂大さんが再婚された。
「あ、なんも答えられないっす」
――披露宴も開かれて。
「それはちょっと……。すみません」
来季、先発から抑えに回る則本。火宅の人なら炎上も怖くない?