「文藝春秋 電子版」は4月7日(日) 17時より、評論家の中野剛志さんと、経済アナリストの森永康平さんによるオンライン番組「日経平均“4万円超”は砂上の楼閣だ」を配信します。

日銀マイナス金利解除は“見切り発車”?

 日経平均株価は3月4日に4万円台を突破し、バブル期を超える史上最高値を更新しました。賃金上昇率も高水準となっていますが、好況の実感は乏しいと言わざるを得ません。

 森永さんは「株価と実体経済にはほとんど関係がない」と指摘。日本経済の先行きについて楽観できない状況にあるといいます。中野氏は、政府がプライマリーバランスの黒字化を掲げる2025年も来年と迫っていることに触れ、その方針自体にも警鐘を鳴らしています。

 一方、日銀は3月、異次元緩和からの転換に踏み切りました。3月19日に行われた金融政策決定会合で、マイナス金利政策の解除を決定。17年ぶりに政策金利を引き上げることになりました。

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会見で植田総裁は「賃金と物価の好循環を確認し、2%の物価安定の目標が持続的・安定的に実現していくことが見通せる状況に至ったと判断した。これまでのイールドカーブ・コントロール、およびマイナス金利政策といった、大規模な金融緩和策は、その役割を果たしたと考えている」と述べました。

 デフレ脱却の兆しが見えつつある中、このタイミングでのマイナス金利解除は妥当だったのか? 専門家のあいだでも議論が分かれています。

 日本はついに「失われた30年」から脱却することができるのか。日銀の政策転換はどのような影響をもたらすのか。そして、今秋に起こるかもしれない「トランプショック」の日本経済への影響とは?

 お二人の議論をぜひご覧ください。

◆番組概要
 番組名:日経平均“4万円超”は砂上の楼閣だ
 出演:中野剛志、森永康平
 日時:4月7日(日)17時〜18時30分 完全オンライン番組です
※視聴するには「文藝春秋 電子版」の有料会員になる必要があります
※当日リアルタイムでご覧になれない方も、アーカイブ動画を配信しますので何度でもご覧いただくことができます。アーカイブ動画は生配信終了後、一両日中に公開します。

◆問い合わせ先
 文藝春秋編集部
 メール:mbunshun@bunshun.co.jp