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叱らず怒らず、Z世代の意向をひたすら尊重したが…電撃休養した西武・松井稼頭央監督(48)の“本当の評判”「監督が鬼にならなきゃ…」

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 突然の退場劇だった。5月26日、西武・松井稼頭央監督(48)が休養し、渡辺久信GM(58)が監督代行を兼任することが発表されたのだ。

 現役時代は走攻守揃った“ミスターレオ”。メジャー挑戦後、楽天を経て古巣に戻り、引退翌年の19年から二軍監督や一軍ヘッドコーチを歴任。満を持しての一軍監督は今季で2年目だったが、24日に12球団最速で30敗に到達するなど、ぶっちぎりの最下位に沈んでいた。

低迷には「私の責任」とコメント ©時事通信社

女性問題を抱えた主砲の山川穂高がソフトバンクに移籍し…

「昨オフ、女性問題を抱えた主砲の山川穂高がソフトバンクに移籍。資金難からまともな補強もなく、今年の開幕にあわせた西武線のラッピング電車の広告では松井監督を前面にアピールせざるを得ないほど、スター選手が不在だった。松井監督もこの電車広告には『まあエエけど……』と言いつつ、困惑を隠しきれていませんでした」(球団関係者)

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 厳しい規律で知られるPL学園高出身。6年先輩の中日・立浪和義監督が「戦う顔を見せろ」と精神論を説く中、松井監督はその真逆の道を歩んできた。

「俺の時代と同じ教え方をやってもあかんねん」

 そう語り、Z世代の選手たちの意向をひたすら尊重する“令和流采配”を見せてきたという。