黒沢清監督の映画「蛇の道」の完成披露舞台挨拶が行われ、主演の柴咲コウ(42)が登壇した。
「柴咲はフランスに暮らす心療内科医役。フランス語のセリフが多い作品ですが、『聞き心地が悪いと思われたくない』と、撮影のひと月前から現地に部屋を借りて生活し、流暢に話せるまでになった」(映画記者)
柴咲は16歳の時に「生活のため」と芸能界入り。大ヒット映画「バトル・ロワイアル」「GO」の演技が評価された。
「トレンディブームが去り松嶋菜々子や竹内結子が台頭してきた時代。柴咲は恋愛モノから社会派、コメディまで幅広い役で頭角を現した」(テレビ関係者)
大河ドラマの主演を引き寄せた「強い女のイメージ」
ヒロインのハマり役が多い。福山雅治の「ガリレオ」シリーズや、30%を超す高視聴率を上げた木村拓哉の「GOOD LUCK!!」、吉岡秀隆の「Dr.コトー診療所」シリーズにも欠かせない女優だった。
「何といっても目力が印象的で、存在感と演技力で見る人を圧倒する。強い女のイメージが強く、大河『おんな城主 直虎』に主演する決め手になった」(同前)
2003年には歌手のRUⅠとしてリリースした「月のしずく」が100万枚のヒットを記録。紅白こそ「女優だから」と出演を断ったが、自ら作詞も手掛け、ライブもたびたび開催するなど、芸能活動の重要な柱になった。