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「フロント企業が」と怪電話も…大相撲・熱海富士の「永谷園CM」があっという間に消滅してしまった理由とは

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永谷園と相撲協会にクレームの怪電話

 日本相撲協会関係者の談。

「実は、視聴者から、永谷園と相撲協会にクレームの怪電話が入ったんです。『ヤクザのフロント企業と親しくしている伊勢ヶ濱部屋の力士を起用するなんてどういうことだ』という趣旨だったようです」

 すわ「黒い交際」か。協会は2010年、暴力団等排除宣言を発出している。事実なら大問題である。

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「どうやら、伊勢ヶ濱部屋のあるタニマチについて、地元で暴力団組員との関係が噂されているらしい。実際に狭義の『フロント企業』として警察等が認定しているかどうかは不明ですが……」(後援会関係者)

お茶漬けを食べてこの表情

わずか13日間の“打ち切り”も予定通りの一点張り

 改めて永谷園に聞くと、

「お客さまからそのような声が寄せられたことは事実ですが、CM放映終了は当初の予定通りです。熱海富士関との契約は継続中です」

 と回答。広報担当者も、

「相撲協会は反社会的勢力との関係を断つと宣言されているはずなので、我々としても信用しています」

――CM終了とクレームは関係ない?

「予定通りの終了です」

――やけに短いが。

「そういう場合もあります」

 わずか13日間の“打ち切り”も予定通りの一点張り。しかし熱海富士出演のCMが復活するかは、

「まったく未定。撮り直すかどうかも未定です」

――すると現実的には名古屋場所中の放映は難しい?

「分からない。未定です」

 当の本人はこの事態を知っているのか。稽古終わりの熱海富士を直撃した。

師匠の伊勢ヶ濱親方も出演していた

熱海富士「僕、なんか悪いことしてないっすよね」

――永谷園のCMが終わったことについて。

「わかんないっすけど、場所期間中はやるんじゃないすか。僕は(CMを)生で見たことないっすけど」

――CMを撮り直したりはしていない?

「わかんないっす……。え、なんか大丈夫っすか。僕、なんか悪いことしてないっすよね。大丈夫っすか」

 動揺を隠せぬ熱海富士はそう言って切り上げた。

 お茶を濁すばかりでいいのか。

「フロント企業が」と怪電話も…大相撲・熱海富士の「永谷園CM」があっという間に消滅してしまった理由とは

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