史上最多の立候補者がしのぎを削る東京都知事選。6月20日の告示日を皮切りに、各陣営が趣向を凝らした選挙ポスターが街頭を彩るが、告示の直後に女性のあられもない「ほぼ裸」のポスターを掲示したとして警視庁から都の迷惑防止条例に抵触すると警告を受けた前草加市議の河合悠祐候補(43)。
顔面を白塗りにしたアメコミのキャラクター「ジョーカー」さながらの風体で“ジョーカー議員”の異名を持つ河合氏が「週刊文春」の直撃に応じた。
河合氏のジョーカー像
――週刊文春です。
「事前に連絡してくだされば、ちゃんと時間をとったんですが、飛び込みはちょっと……。少し待ってもらえたら化粧してきますけど」
――河合さんのジョーカー像は「ダークナイト」のヒース・レジャーなのか「ジョーカー」のホアキン・フェニックスなのか。
「ハハハ。元々はホアキン・フェニックスからスタートして、徐々にヒース・レジャーのほうに寄せていった感じです。だんだんメイクが剥がれていく感じで。今回の都知事選では髪型はヒース寄り。で、たまに帽子もかぶりますよ。初代の『バットマン』に出てきたジャック・ニコルソンみたいにね」
現代の道徳観に対する持論
すっぴんのジョーカー議員は、話題が「裸ポスター」に移ると、にわかに持論を述べ始める。
「『現代の道徳観は正しいのか』という問題を提起したかったんです。今って子供までスマホ持っていて、無修正の裸なんか簡単にみられるわけでしょう。モザイク解禁と書いたポスターもありますよ」
――問題になるとは思わなかった?
「合法の範囲内でやろうとは思っていました。局部を出せば刑法のわいせつ物陳列罪に当たっちゃうから、今回のポスターでも局部は隠した。そもそも……」
ポスター掲示板から消えてなくなった「裸ポスター」。幻と消えた女性の裸でなにを訴えようとしたのか。
6月26日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および27日(木)発売の「週刊文春」では、裸ポスターのモデルをつとめた桜井MIUの横顔、掲示に踏み切った河合候補の政治信条について詳報している。
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