石坂浩二との恋愛や27歳での「未婚の母」宣言で世間を賑わせる
以降、加賀は女優という仕事に完全に開眼する。映画「美しさと哀しみと」でレズビアンを演じた際、原作者の川端康成は「まるで加賀まりこの為に書いたようだ」とあのギョロ目を細めたという。石坂浩二ら共演者との恋愛で芸能マスコミを賑わせたが、27歳の時の「未婚の母」宣言は世間を仰天させた。
「父親として作曲家や歌手の名前が取り沙汰されたが、『子供は産みます。結婚はしません。愛は終わったから』と啖呵を切った」(芸能デスク)
加賀は後になってこう振り返っている。
「その子は残念ながら生まれて7時間で心臓が止まっちゃった」
30歳でフジテレビのプロデューサーと結婚したが6年で離婚。その後、10年以上独身生活を謳歌していたが、「これは最後の恋だと思った」という6歳年下のTBS社員に猛アタック。
「仕事仲間、麻雀仲間だったが、加賀が55歳の時に改めてプロポーズ。お相手もバツイチですが、自閉症の子供がいることでプロポーズの受け入れをためらっていた」(前出・デスク)
だが、加賀の還暦を機に一つ屋根の下での生活を始める。事実婚は20年近くになる。本人も「ここまで落ち着いたのは、人生初めて」と語る。
呼ばれればバラエティでもクイズ番組でも気軽に出演する。傘寿を迎えてなおなんでもかがってこいの精神で生きている。
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