燻り続ける日々。次第に旭川の歓楽街「3・6街」に入り浸るようになった小西は、同年代から危険視されるようになっていた。飲食店関係者が続ける。
「暴力団の構成員と交際関係にあり、同年代からは『厄介ごとに巻き込まれるから小西には近づくな』と言われていました」
半裸で踊るなどの乱痴気騒ぎ
そんな小西を「舎弟」として可愛がっていたのが内田だ。週刊文春では7月11日号で内田と旭川中央署刑事第一課(当時)のX警部補との不倫関係を詳報。その後内田とXらの仲睦まじい様子を収めた写真が各メディアで報じられた。写真が撮影されたカラオケスナックのオーナーが明かす。
「写真は1月12日のもの。署の新年会のような集まりで、Xを含む50人ほどが飲んでいた。そこに来店した内田と知り合い、楽しそうに飲んでいましたよ」
店は同署員の行きつけで、警察官がたびたび集まっては半裸で踊るなどの乱痴気騒ぎを繰り返していた。Xも例に漏れず店に足繁く通っていたが、ある日トラブルが発生する。
X警部補は無銭飲食に不倫
「その日もしこたま飲んだXは『今日はちょっと』などと言って、3000円ほどの会計を支払わずに帰ってしまったのです。つまり無銭飲食です。次に来店した際の会計時に前回の分をプラスして、2回分の飲み代5000円を請求したんです。ところがXは『4500円しかない』といい、500円足りないまま店を出て行ってしまった。相手は警察官ですから、それ以上強くは言えなくて。その後内田との関係が発覚し、Xは店に来なくなりました」(同前)
小誌はX警部補のLINEから取材を申し込んだが、返信はなし。北海道警からは、「個別具体的内容については回答を差し控えます」と連絡があった。
内田は取り調べに対し、容疑を否認。道警とのただならぬ関係も含め、事件の全容解明はこれからだ。
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「週刊文春 電子版」では、道警を震撼させた殺人犯と担当刑事との「不倫騒動」について詳報している。2人はどこで出会い、なぜ禁断の関係に陥ったのか。さらに不倫発覚の経緯と、道警のその後の対応とは――。現地総力取材で旭川17歳女子高生殺害事件に潜むさらなる「闇」の全貌を明らかにする。
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