北海道旭川市の景勝地「神居古潭(かむいこたん)」で17歳の女子高生が橋から転落死させられた事件。ほとぼりはさめることなく、今度は主犯の内田梨瑚被告(21)と不倫関係にあった警部補がスナックでトラブルを……。

内田梨瑚

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小西被告の起訴状

 8月2日、内田の共犯として逮捕していた小西優花被告(19)を旭川地検が殺人などの罪で起訴した。社会部記者が解説する。

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「起訴状によると、小西は内田らと共謀して()(もい)市内から車で女子高生を連れ去り、顔面を殴るなどの暴行を加えた。その後、橋の欄干に座らせ『死ねや』などと罵り、川に落下させて溺死させたとしています」

内田の舎弟・小西優花

さまざまな職を転々としていた

 週刊文春では小西について小学4年時、いじめていた相手の顔面に濡れた雑巾を投げつけるなどして「学級崩壊」を主導したことを報じた。だが、いじめがきっかけで周囲から避けられ、中学では孤立。小西の知人が当時を振り返る。

「おとなしい性格でしたね。優花は母子家庭で育ち、5歳ほど上の姉がいた。当時、母と姉は同じコンビニでバイトしていて、優花は廃棄の弁当などを食べにコンビニへ足を運んでいた。母親は長女を溺愛する一方で優花には冷たく、家庭では『ブス』と呼ばれていたと聞いています」

 市内の高校に進学するも1年ほどで中退。その後はバイトで食い繋ぐ生活だったが、あまり長続きしなかった。小西がバイトをしていたゲームセンターの店舗関係者が語る。

「勤務態度は悪くないが、ドタキャンばかりでよく休んでいた。数週間しか在籍しておらず、働いていたのは数日だけでした」

 逮捕前は、日焼けサロンでバイトをしながら市内のスナック「T」に勤務するなど、さまざまな職を転々としていた。