4月19日、留萌市の女子高生・村山月(むらやまるな)さん(17)を旭川市の渓谷「神居古潭(かむいこたん)」の橋上から10メートル下の石狩川に突き落とし、溺死させたとして北海道警に再逮捕された無職の内田梨瑚(うちだりこ)容疑者(21)。  

「4月18日、内田は自身の画像を勝手にSNSで使われたことに腹を立て、村山さんに金銭を要求。村山さんが電子マネー10万円の送金に失敗したため、内田らのグループ4人と村山さんは留萌市内の道の駅で合流し、村山さんを旭川市まで車で連れ回した。

 村山さんが道中のコンビニ店員に助けを求めると、内田は店員に対し『この子はおかしくなっているから取り合わなくていい』などと言いくるめている。そして19日未明、神居古潭の『神居大橋』で自らが“舎弟”と呼ぶA子容疑者とともに犯行に及んだ」(社会部記者)  

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女子高生の遺体が見つかった旭川市の渓谷『神居古潭』

供述には食い違いが

 内田は4月から6月にかけ、村山さんに対する不同意わいせつ、監禁、恐喝の容疑で逮捕されていたが、6月12日、A子とともに再逮捕されたのだ。

「25日午前には、道警は女子高生に見立てた人形を橋から落とす実況見分を行っている。内田は『女子高生は橋に置いてきた。落としていない』などと容疑を否認。ところが、事件発生直後に内田が知人らに送ったメッセージでは『女子高生は家に帰った』などと述べており、供述と食い違いが生じている」(同前)