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「目上の人に対してはペコペコするタイプ」
犯行直前、村山さんの衣類を脱がせて別の場所に遺棄するなど、事件を隠蔽する行動をとっていた内田だが、事件直後からその“いじめっ子気質”は盛んに報じられていた。中学時代の内田の蛮行を知人が語る。
「梨瑚は違う中学の後輩の女の子が気に入らなかったのか、その子のことを無言で3回も自転車で轢いているんです。ただ、目上の人に対してはペコペコするタイプで、その子の先輩が梨瑚の先輩だとわかった途端、その子のところに行って土下座していた」
隣町の美瑛町の高校を卒業後、地元の大手化粧品メーカーの小売店や、「3・6街」のニュークラブ(キャバクラ)で勤務。別の知人が当時を振り返る。
「梨瑚が話すのは人の悪口か、イキリ。最後に会ったのは4月半ばくらいだけど、私と共通の友人がいて、その子がいないところでは平気で彼女の悪口を言うんです。でも、悪口を言っていたはずの子が戻ってくるとすごく猫を被る。
かと思えば、自分が気に食わないことがあると『攫うぞ』とイキってくるんです。大麻のプッシャーをやっていたとも聞きます。私は直接見たことはないですが、先輩から『あいつ車に大麻あるから、共犯だと思われるし一緒に車乗るなよ』と注意されたことも」