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 東出 いいんです、いいんです。最近ありがたいことに「お前、芝居頑張ってるよな」と声をかけてくれる人たちもいますし。大金が動くとか耳目を集めるということばかりに価値があるわけじゃない。いい仕事をコツコツとやっていきたいです。

自らの過去を正直に振り返って語る ©文藝春秋

恋は落雷みたいなもの

 有働 現在36歳。これから先は仕事もプライベートも恋も、どのように生きていきますか?

 東出 恋は落雷みたいなもので出会ってみないとわからないけど、あまり期待していないというか。今は全然前向きには考えていないです。

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 有働 でも逃げない?

 東出 わからないです。落ちてしまったら落ちるのかな。

 有働 はぁ〜、今の言葉に恋に落ちたかも(笑)。

 東出 仕事は頂けているので、当面食うには困らないですね。ただ、詰め込み過ぎるとまた心を失ってしまうかもしれないので、のんびりとやっていこうかなと思っています。

文藝春秋本社の屋上にて ©文藝春秋

 有働 50歳や60歳の節目までにこれは達成したい、みたいな目標は持っていますか?

 東出 僕が生まれた時には祖父が2人とも亡くなっていて、父も早くに他界しているので、僕は親族でおじいちゃんを見たことがないんです。だから自分が長命なイメージが湧かないというか。酒は飲むしタバコも吸うので、そんなに長生きしないだろうなと思っています。

 有働 え〜、そうおっしゃらず。こんなセクシーな俳優さんが、その先もどう演じるのかを見ていきたいです。そして今後も文春とはお付き合いを続けていくつもりですか?

 東出 そうですね。何かあればすっぱ抜かれたりしながらも(笑)。

 有働 東出さん、人間が山のように大きい!

※この対談の全文(8000字)は、「文藝春秋 電子版」に掲載されています。全文では、東出氏がさらに詳しい近況、出演映画などについて語っています。