2023年9月に美容外科業界最速の創業8年9カ月で全国100院を達成した、東京中央美容外科(TCB)。急成長を遂げる同院で、今年春に入職した看護師などのスタッフが大量に“クビ宣告”されていることが「週刊文春」の取材で分かった。

東京中央美容外科(TCB)は2014年に設立

24年2月期の売上高680億円、業界第2位に急成長した

 2014年12月に福島県で医師の青木剛志氏が創業したTCBは現在、業界トップに肉薄する存在となっている。

「割引やクーポンを使った集客策が功を奏し、美容医療の需要が高まったコロナ禍の2020年以降、毎年売り上げが倍増。24年2月期の売上高は680億円を突破し、湘南美容クリニックに次ぐ業界第2位に急成長しました。今年4月からは福岡ソフトバンクホークスのオフィシャルスポンサーにもなった」(経済部記者)

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青木剛志会長。TCBグループには「入職者」が多数いる(HPより)

 事業拡大に伴い、近年は人員も増強。今春には看護師、カウンセラー、受付など、新たに数百名規模の現場スタッフが入職した。ところが……。

「人権はないかのような扱い」新人スタッフへの“クビ宣告”

「24年春に入職したスタッフが、大量に“クビ宣告”されているのです。しかも、会社都合ではなく自己都合での退職を言い渡された。私たちに人権はないかのような扱いをされ、本当に腹が立っています」(現役看護師のAさん)

TVCMも多く打ち出している(東京中央美容外科CMより)

週刊文春」編集部には、Aさんの他にも、突然の“クビ宣告”を受けた看護師10名以上から被害の声が届いている。

 TCBに事実関係の確認を求める質問状を送付したところ、締切までに回答はなかった。業界第2位の美容外科医院で今、何が起きているのか。

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 現在配信中の「週刊文春電子版」では、TCBに突然“クビ宣告”された現役スタッフたちの告発、雇い止めを宣告する際のTCBの手口、TCBがスタッフを大量にクビにせざるを得ない背景、専門家が指摘するTCBによる“クビ宣告”の問題点などを詳しく報じている。

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