早稲田大学在学中からSNSで自身の整形体験やメイク術などを配信している美容系インフルエンサーの加藤由起さん(22)。
小学生の頃から一重瞼がコンプレックスだったという彼女は、中学生の時に2回、高校生の時に1回、二重整形したが、その数年後に一重に戻すことに。なぜ、コンプレックスだった一重に戻したのか。その理由を詳しく聞いた。(全2回の2回目/最初から読む)
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留学先で顔を初めて褒められて
――加藤さんはその後、一重に戻す手術をしていますが、その経緯は何だったのでしょうか。
加藤由起(以下、加藤) 留学が大きかったですね。大学3年生の時にアメリカに留学したんですけど、行く前までは、留学の帰りに韓国に寄って、全顔整形しようと思っていたんです。ネットで整形についてずっと調べていたので、この際、目だけではなく、顎切りや小鼻縮小もして綺麗になって戻ってこようと。
でも留学先で、私の顔を初めて褒められて。人と違う方が美しいみたいな価値観があって。日本だと白くて二重で細い人が可愛いとされるけど、向こうではそんなことなくて。その価値観に触れて自分を肯定することができました。
二重が絶対可愛いと思い込んでいたけど、もしかしてそんなこともないのかなと。一重で美しい方はたくさんいるし、私の元々の顔はどうだったんだろうと考えることも増えて。
――一重の自分も肯定できるかもしれないと。
加藤 そうですね。それに留学先では、私の内面を褒められることも多かったんです。いつも明るくてニコニコしてていいねって。今まで内面の美しさなんてあまり考えたことがなかったんですけど、それから内面をもっと磨きたいと思うようになりました。それで気づいたら韓国で整形したいという気持ちも消えていて。
眼瞼下垂の手術で一重に
――それで帰国後に一重に戻したと。
加藤 一重に戻したのは、瞼が垂れ下がって重くなっていた時に、病院に相談したらそれは眼瞼下垂だよと。それで治すには二重にするか、一重にするかのどっちかだよって言われて。その時に「一重にしたいです」と言いました。
先生には、「医療的には二重にする方がいい」と言われたんですけど、それでも一重にしたかったので。手術当日まで、「本当にいいの?」と確認されたんですけど、「大丈夫です」と言って、一重にしてもらいました。保険適用でやってもらったんですけど、その病院では一重にする人が初めてだったみたいです。