早稲田大学在学中からSNSで自身の整形体験やメイク術などを配信している美容系インフルエンサーの加藤由起さん(22)。
小学生の頃から一重瞼がコンプレックスだったという彼女は、中学生の時に2回、高校生の時に1回、二重整形したが、その数年後に一重に戻すことに。なぜ、コンプレックスだった一重に戻したのか。その理由を詳しく聞いた。(全2回の1回目/続きを読む)
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小学校で「二重のほうが可愛い」という会話を耳にして
――整形を始めたきっかけはなんでしょうか。
加藤由起(以下、加藤) 初めて整形をしたのは中学2年生なんですが、小学生の時から顔にコンプレックスがあったんです。
私が通っていた小学校は女子が16人、男子が1人というほぼ女子校のようなところだったんですけど、「二重か一重どちらが可愛いか」という論争が度々クラス内で起こっていたんです。女子のほとんどは二重で、私だけ一重でしかも目がすごく小さくて。
――クラス内の論争では二重派が多かった?
加藤 そうですね。黒板に一重の目と二重の目が描かれて、二重のほうがやっぱり可愛いよねっていう会話がされていて。そこで初めて私の目は可愛くないんだ、みんなの目より異常に小さいんだって思ってしまって。
学校では笑って、家に帰ってからは泣いていて
――小学生にしてはかなりショッキングな会話ですね。
加藤 母に相談したんですけど、「ありのままで可愛いよ」ってあまり深刻には捉えてもらえなくて。毎日綿棒で瞼をマッサージしたりして二重になる努力はしていました。でも、全く効果はなくて。
中学生になってからアイプチを試したこともあったんですけど、私の瞼が重いせいか、全く二重にならなくて。
――中学校で容姿について何か言われることはありましたか。
加藤 女子から何か言われることは全くなかったですね。小学校の時の雰囲気とは全く違って、すごく良い友達ばかりでした。
ただ、逆に男子から揶揄(からか)われることが増えて。あだ名が「ファニーフェイス」だったんですけど、そのまま呼ばれたり、体型をいじられたり。学校では笑っていましたが、家に帰ってからは泣いていて。私はブスで良いところが何もないんだなって。