文春オンライン

「中学時代に二重整形、21歳で一重に戻した」医師からは「本当にいいの?」と…早稲田卒の女性が語る、整形をやめた理由〈わきが整形も…〉

加藤由起さんインタビュー#2

note

ブスだと思い込んでいた過去の自分がかわいそうに

――一重に戻した時の心境はどうでしたか。

加藤 すごく綺麗だなと思いました。今までは周りにブスと言われてたから、自分はブスなんだと思い込んでいたけど、過去の自分がかわいそうだなって。自分が自分を一番好きでいようと決めました。今は自分の顔がすごく好きですね。

――周りの反応はいかがでしたか。

ADVERTISEMENT

加藤 私の顔をいじっていた人には会っていないんですけど、友達からは「すごくいいじゃん」って言われました。

 留学から帰ってきてからはいじられることもなくなりましたね。私のマインド的に、昔はブスだからいじられて当然だと思っていたんですけど、留学後は、私の見た目をからかってくる人とはそもそも会う必要ないし、見た目をいじることは間違っていることだからそういう人とは距離を置こうと思っていたので。

 前は周りに可愛いと思ってもらえるメイクをしていたんですけど、それからは自分の可愛いと思うメイクやファッションをするようになりましたね。鏡を見るのも好きになりました。

写真=平松市聖/文藝春秋

ダウンタイム中の痛みがすごかったわきが整形

――ちなみに他の整形手術はしたことがあるのでしょうか。

加藤 わきがの整形をしました。コロナの時期だった2020年の秋頃だったと思います。母が私の部屋に入ると臭うかもって教えてくれて。自分では全く気づかなかったんですけど、自分のためになんとなくやってみるかと思い手術を決意しました。

――わきがの整形手術はどんなものになるんですか。

加藤 わきの下を切開して、皮下組織内のアポクリン汗腺を取り除きます。正直効果があるのかはわからないですが、母からは臭いがなくなったと言われましたね。

――痛みはありましたか。

加藤 痛かったですね。麻酔はするんですけど、ダウンタイム中の痛みがすごくて。手術してから1週間くらいは包帯ぐるぐる巻きなので、お風呂にも入れなかったです。

――保険適用になるんですか。

加藤 なりましたね。保険が利いておそらく7万円くらいでした。先生がわきの汗の臭いを嗅いで、「これはワキガだね」って言われれば保険が利くみたいです。