【パリ時事】パリ・パラリンピック第11日の7日、車いすテニス男子シングルスで18歳の小田凱人(東海理化)が初の金メダルに輝いた。決勝でアルフィー・ヒューエット(英国)に6―2、4―6、7―5で競り勝った。東京大会を制した国枝慎吾に続き、この種目で日本勢2連覇。
自転車女子個人ロードレース(運動機能障害C1~3)で53歳の杉浦佳子(総合メディカル)が連覇を遂げ、日本勢最年長金メダリストとなった。50歳だった東京大会で自身がマークした記録を塗り替えた。
陸上で男子走り幅跳び(視覚障害T13)の福永凌太(日体大大学院)、女子400メートル(同)の佐々木真菜(東邦銀行)が7位に入った。
◇小田凱人の略歴
小田 凱人(おだ・ときと) 骨肉腫のため9歳で車いす生活になった後、10歳で車いすテニスを始めた。15歳でプロ転向。17歳だった23年全仏オープンで四大大会初優勝を遂げ、史上最年少で世界ランキング1位に。同年のウィンブルドン選手権と今年の全豪、全仏も制し四大大会通算4勝。パリ・パラリンピックのダブルスは銀メダル。愛知県出身。18歳。