直接知る二人だから分かる「衝撃」

 楽天グループ会長兼社長の三木谷浩史氏、元Twitterジャパン社長で、DAZNジャパン・アジアCEOの笹本裕氏、ジャーナリストの大西康之氏が、「文藝春秋 電子版」のオンライン番組に9月21、22日、出演した。

 9年間にわたってTwitterジャパンの社長を務めた笹本氏は8月、『イーロン・ショック 元Twitterジャパン社長が見た「破壊と創造」の215日』(文藝春秋)を出版。間近で見た「経営者」イーロンの姿や、2022年10月にTwitterCEOにイーロンが就任した際の「衝撃」が赤裸々に綴られている。

 三木谷氏はイーロン・マスクと旧知の仲。番組では、二人がじかに目撃したその経営手腕について迫っている。

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「文藝春秋 電子版」に出演した(左から)三木谷浩史氏、笹本裕氏、大西康之氏 ©文藝春秋

三木谷氏とイーロン氏「ぶっ飛んだところが似ている」

 イーロンはTwitterのCEOに就任するや、早々に大規模人員削減に取り掛かった。

「イーロンは“破壊”することに躊躇いがありません。8000人近くの社員がいた会社が(イーロンが社長になってから)5週間ほどで2000人台まで減ってしまう。社員の数が1000人まで減ったときには“恐怖”すら感じました。とにかく、破壊をして創造していく期間が圧倒的に短い」(笹本氏)