10月1日の臨時国会にて首班指名をうけ、第102代内閣総理大臣に就任した石破茂氏(67)。その石破氏がいわくつきの人物から、パーティ券30万円を含む計180万円の献金を受けていたことが「週刊文春」の取材で分かった。

石破総理 ©時事通信社

 石破氏が代表を務める「自由民主党鳥取県第一選挙区支部」の収支報告書によれば、籔本雅巳氏が代表(当時)を務める医療法人グループ「錦秀会」から過去3年間(2012年、2014年、2017年)で計150万円の寄附を受け取っていた。

 さらにこれに加え、同グループは2014年に石破氏の資金管理団体「石破茂政経懇話会」のパーティ券を30万円分購入している。何者なのか。

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薮本雅巳氏(錦秀会HPより)

故・安倍晋三元首相の「悪だくみ人脈」の一人

「錦秀会は、大阪を中心に9の病院と16の介護施設を運営しています。グループの病床数は約6000で、徳洲会グループに次ぎ日本有数の規模を誇る。グループの入職式には芸能人や力士がゲストに招かれます」(社会部記者)

 籔本氏の金満ぶりも有名だ。

「籔本氏はフェラーリなどの高級車を50台近くも保有するような資産家。加計学園問題で取り沙汰された加計孝太郎氏と並んで、故・安倍晋三元首相の『悪だくみ人脈』の一人でもあり、『ヤブちゃん』『晋三さん』と呼ぶ間柄です。日本大学との関係が深く、2021年には、日大医学部附属板橋病院の建て替え工事を巡る背任事件で逮捕され、翌年、東京地裁で有罪判決が言い渡されている」(同前)

安倍晋三元首相 ©時事通信社

 10月2日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および3日(木)発売の「週刊文春」では新総理に就いた石破茂氏の特集を7ページにわたって掲載する。佳子夫人のインタビューに加え、女性秘書との関係、石破氏の経済政策「イシバノミクス」などについて詳しく報じている。

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