1ページ目から読む
2/3ページ目
「父のことを尊敬しています」
西村 ほとんど顔を合わせることがないまま、父は56歳で亡くなりました。スパルタ教育はイヤだったけど、今は、「さんざん迷惑をかけてしまって悪かったな」と感じますし、父のことを尊敬しています。
――ヤクザになってからも、お母様とはちょくちょく会っていたそうですね。
西村 お父さんは厳しいけど、お母さんは優しかったので、お金に困ったときはお小遣いをもらったりしていました(笑)。私の妊娠中は家に来て手助けしてくれて、母としても孫ができるのは嬉しかったようです。
私がヤクザになるとき、お母さんは「娘をお願いします」と事務所に挨拶に来ました。あとで会長のことを「ヤクザでも良い人だね」と褒めていて、この人は何を言っているんだと思ったものです(笑)。
――ある意味、大物ですね。お母様はお元気ですか?