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健一に宛てた5枚の手紙〈心理的ギャクタイと言われているので…〉

 一方、火事を起こした志保は警察施設に留置中、健一に宛てて手紙を書いていた。「週刊文春」は夫婦の知人からその手紙の写しを独占入手。4月3日付の手紙は、前日の2日に施設に面会に訪れていた健一への謝罪から始まる。(以下、原文ママ)

〈2日に面会に来てくれてありがとう。自分がどうでもいいと思っている誕生日を、バカにされた事があって、怒ってしまいました。パパ以外には気を使って常にしゃべっているので、突然怒ったようになってしまいました〉

放火の跡

 4月2日は志保の誕生日だった。手紙は400字詰原稿用紙を便箋にして横書きで5枚に及ぶ。

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〈面会ではなかなか話したい事を憶えていられないので手紙にします〉

 児相の介入によって子供が引き離されたことや、前年に親族が相次いで亡くなったことについては半ば開き直るようにこう記している。

細谷志保の手紙

〈児相の件で、心理的ギャクタイと言われているので、児相とのコミュニケーションのためにも、心理的ギャクタイや児童心理の事が分かった方が色々と良いのではないかと思い、そう言う事が書いて有る本を、差し入れて欲しいです〉