一体何があったのか。被害者と八木原容疑者が交際関係にあり、八木原容疑者と川村容疑者が同じコンビニでアルバイトとして働いていた様子や、八木原の“ヤバイ店員”ぶりは既報の通り。
八木原容疑者の“異常な執着”
「以前から兆候があった気がする……」とため息交じりに振り返るのは、八木原容疑者の高校時代の後輩だ。
「八木原さんとは合唱部を通じて知り合いました。歌うことが好きで、中学も合唱部だったようです。地元の釧路を離れて、札幌の高校に入学し、寮生活を送っていて毎週のようにお母さんが来ていました。親に大切にされていて、悩みも聞いてくれて、良い先輩だなと思っていたのですが……」
仲を深めていった2人。しかし、次第に八木原容疑者が後輩に“執着”するようになったことで関係は破綻していく。
「毎日のように連絡が来るようになり、それを無視しているとSNSで執拗に絡んできたり、私のバイト先に来たり……。寂しがりなのか、個人的に絡みが重く感じるようになって避けるようになったんです。怖いと感じるほどでした。なので、彼女が高校を卒業してからは一切の関係を断ちました」(前出・高校の後輩)
八木原容疑者は高校の同級生にも“異常な執着”を示していたという。
「高校1年生の時、八木原と同じクラスになった友人が嫌がらせを受けていました。八木原は仲良くなって、傍にいてくれる子に依存しちゃうタイプの人間なんです。仲良くなるまではいいんだけど、その後が重いというか。みんなそれが怖くて避けていって、また依存する人を作る。そんなことを繰り返して彼女の周りからはどんどん人が離れていった。最終的に卒業するときには独りぼっちだったと思います。
そのうちの一人が私の友人で、彼女を避け始めてから数日後、登校すると机に『退学したら?』と、彫刻刀かなにかで彫られていたんです。その後、犯人探しが行われて、八木原だと判明しました。