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A警部は直撃に「アゾフ連隊ってご存知ですか?」

 異動後もA警部は県警本部へ勤務していた。小誌は、6月にA警部へ直撃している。

——東野教授への誹謗中傷について。

「ほかの人の発言に乗っかっちゃった。私の不徳の致すところで謝罪してます」

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——「アノン」と書いていたが?

「アノンってその他大勢っていう意味。トランプ大統領は大好きですが、Qの投稿が事実と符合することがあって面白く見てただけ。私が警察官として何かをしたっていうことは一度もありませんよ」

 当初は反省の弁を繰り返していたA警部だが、ウクライナにまつわる書き込みを問うと自説を開陳。

——「ウクナチ」というのは?

「アゾフ連隊ってご存知ですか。ウクライナ正規軍と一緒に戦っているグループですが、アゾフ連隊の中にはナチス信奉者もいるというふうに私は見てる。文春さんはどう評価されているんですか?」

——そういった情報はどこで入手される?

「すべてTwitter上ですけど」

 一部の書き込みについて「妄信していた」と釈明する一方、最後にはこう逆ギレするのだった。

「他人の話を鵜呑みにしたことは申し訳ないと思いますが、私だって捜査も受けてる。それなりに社会的制裁を受けているとは思うんですけど、少しかわいそうとは思いませんか」

一瀬圭一茨城県警本部長 ©産経新聞社

 A警部の今後について、前出の記者が語る。

「有罪が確定しても、禁固刑以上の罪でなければ失職しません。ただし県警としても何らかの処分が検討される。一般的には依願退職するケースが多いですが、認められた場合退職金が支払われ、数百万単位の額が支払われてもおかしくない。当然原資は税金です」

 県警に問い合わせたところ、「依願退職については、個人のプライバシーにかかわるためお答えできません」と回答した。

 果たして県警はどのような処分を下したのか、注目が集まっている。

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