違法薬物疑惑により、10月28日に辞任が発表された精密機器メーカー「オリンパス」CEOのシュテファン・カウフマン氏。カウフマン氏に薬物を譲り渡したとして、麻薬特例法違反の疑いで東京・葛飾区の自称カメラマン・金子高明容疑者(44)が逮捕されたことが一斉に報じられた。

 そもそも辞任の契機となったのは、オリンパスに9月下旬に寄せられた「カウフマン氏が違法薬物を購入していた」という通報だった。同社が警視庁に報告し、内部調査を行った結果、取締役会でカウフマン氏にCEO辞任を求め、それを受け入れたのだ。

カウフマン氏 ©時事通信社

「私がオリンパス社長にコカインを売った」

 9月下旬にオリンパス本社に送られたレターパックには、以下のような衝撃的な告白が綴られていた。

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〈私は幾度となく違法薬物の配達を頼まれシュテファン・カウフマン氏に配達してきました。(中略)その様な関係が2年近く続いておりました〉

2024年6月8日 自宅近くを散歩するカウフマン氏(売買の決定的瞬間は「週刊文春電子版」https://bunshun.jp/denshiban/articles/b9885 で見ることができます) ©文藝春秋

 カウフマン氏の取引相手の売人は、なぜ同社に情報提供したのか。「週刊文春」11月7日号では、売人が「X氏」として独占インタビューに応じ、以下のように理由を説明している。

「この2年間、俺は都合良くコキ使われ、しまいには裏切られ、屈辱を受けてきた。あんな人間が世界的企業のトップで良いのか。今では彼に関わって売人を続けてしまったことを深く後悔し、反省しています」

 小誌の直撃にX氏は重い口を開き、5時間にわたって全貌を明かすのだった。

「彼がどっぷり浸かっていたのはコカインとMDMAでしたーー」

 カウフマン氏の薬物への執着ぶりとは? そして2人の間に何があったのか。売買のため2人が落ち合う決定的瞬間をおさえた写真と合わせて、詳細は「週刊文春 電子版」で読むことができる。

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