国内最大のメガバンク、三菱UFJ銀行(本店・東京)で2024年10月末に発覚した貸金庫からの窃盗事案。手を染めたのは40代の女性行員A子だった。

被害額は10数億円、被害者は少なくとも60人

「可愛らしい雰囲気で、女優の和久井映見さんをぽっちゃりさせたような感じの女性です」(同行関係者)

「東京都内の2支店で20~24年、営業課長などを務め、スペアキーを使って無断で金庫を開錠していた。金塊などを質屋で現金に替え、投資で溶かしたのです。被害額は10数億円、被害者は少なくとも60人にのぼります」(社会部記者)

©時事通信社

 昨年12月には経営陣が謝罪会見に追い込まれ、半沢淳一頭取が頭を下げたことも話題に。警察が捜査を始める一方、A子は行方知れずのままだ。「銀行の施設やホテルで匿われているのでは」(経済部記者)という“雲隠れ”説もあったが、実際はそうではなかった。

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深々と頭を下げた三菱UFJ銀行経営陣 ©時事通信社

東京都内の閑静な住宅街に…

 発覚から2カ月余り、ついに「週刊文春」は本人A子を東京都内の閑静な住宅街で発見。呼び鈴を鳴らし、ボブヘアの茶髪にスウェット姿で住まいから出てきたA子を直撃した。

――A子さんですか。

「はい」

――週刊文春です。

 すると彼女は、ハッとしたように表情をこわばらせて――。

元行員の女性はボブヘアの茶髪、スウェット姿で記者の前に現れ…… ※写真はイメージ ©AFLO

 1月7日(火)12時配信の「週刊文春 電子版」および1月8日(水)発売の「週刊文春」では、その後のA子と週刊文春記者とのやりとり、そして夫が明かしたA子との衝撃的な関係などを詳しく報じている。

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