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「代理人を通じて……」

 代理人弁護士の折田氏への口止めの事実関係などについて質問状を斎藤氏に送付したが、回答は〈現在、各事案について調査・捜査が行われておりますので個々のご質問についての回答は控えさせていただきます〉だった。

 そこで本人を直撃した。

――X氏に対して、もっとできたことがあったのでは。

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「代理人を通じて……」

 と、爽やかに手を振って去っていくのだった。

 にこやかな知事と裏腹に、泥沼は深みを増すばかりだ。

◆ ◆ ◆

「週刊文春」は、あるLINEのやり取りを入手した。知事選告示に先立つ昨年10月、斎藤陣営の広報担当者とある神戸市議との間で交わされたメッセージである。そこには斎藤氏が「SNS運用は本人と陣営で主体的に行った」という従来の主張を覆す、重要な証拠が残されていた。

 1月13日配信の「週刊文春 電子版」では「証拠LINE」の文面を写真付きで掲載。またメッセージのやり取りを行った斎藤陣営の広報担当者と神戸市議に対する直撃取材の様子を報じている。